Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【タイムカプセル】 折原一

 23, 2014

◆◇◆選ばれ死君たちへ◆◇◆

折原一シリーズ外
長編
理論社「ミステリーYA!」 2007.3
講談社文庫 2012.10

■あらすじ

栗橋北中三年A組の有志八人が埋めたタイムカプセル。誰も会ったことのない不登校の不破勇の小説も中にあった。十年後、メンバーたちに「選ばれ死君たち」宛の不気味な案内状が届く。卒業式に出られなかった綾香は当時のメンバーと会うが、ある言葉を聞くと、なぜか誰もが口を閉ざす。そして開封の日が訪れる。
(講談社文庫より)

■感想
卒業式シーズンに合わせて読んでみました。
物語は栗橋という小さな町の中学三年の有志が卒業記念にタイムカプセルを埋めることから始まります。
そして十年後、いよいよタイムカプセルを開ける時が来て、
有志たち「メンバー」の元へタイムカプセル開封の通知が届きます。
しかしこの通知、何やら不穏な気配が。
差出人の名前もなく、消印もなく直接配達されている。
配達された時間が早朝だったり深夜だったり不自然な時間帯である。
こちらの行動を監視しているかのようなタイミングで配達されている等々。
何より文面に「選ばれ死君たち」などと書かれている・・・。

本作は2007年に理想社から「ミステリーYA!」という若年層向けのレーベルが刊行され、
その記念すべき第一回配本のうちの一冊だそうです。
なるほど良くも悪くもジュニア向けという感じですね。
先のタイムカプセルの通知もそうですが、
数の数え方も「一、二、惨、死、誤、・・・、苦、渋」などとわざと不気味な字を宛てたりして、
これでもかと怖そうなムードを煽っていますが、ハッキリ言って全然怖くありません(^^;)
「ホール」で六番目が登場した時にはベタ過ぎて笑っちゃいました。
でも点呼取って一人増えていたら、その場にいた人は怖いよねぇ(笑)
グロテスクな描写はほとんどないので、子供が読んでも大丈夫だと思います。

一方ミステリーを読み込んでいる読者にはかなり物足りないかも。
私も途中で展開が予想できてしまいました。
一番驚いたのが「おまえは誰なんだよ」がらみとはね・・・うーん。

なお、本作の終盤部分は袋とじになっていて、
メンバーと一緒にタイムカプセルを開けるドキドキ感を味わえる趣向になっているのだとか。
私はこの本を中古でゲットした為、すでに袋とじが開いている状態だったので、あまりドキドキ感は味わえず(^^;)
でも袋とじ部分は他のページよりも若干幅が狭くなっているので、
読んでいる途中で開いてしまうことはなくてよかったです。
ただ書かれている内容は袋とじにするほどでもないので過剰に期待しないように。
さらに作中でドアを開ける場面では左側のページ一面にドアの絵が描かれていて、
ページをめくると今度は右側のページ一面にドアの絵が。
つまり登場人物たちと一緒にドアを開ける感覚を味わえるようになっています。
こういった趣向は読書が楽しくなるのでいいですね(^^)

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

 ◆トリック度267267
◆冷や汗度404404
◆満足度★★☆

■こんな方におすすめ!

  • 小・中・高生でミステリをあまり読まれていない方
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Tag:折原一

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