Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【化生の海】 内田康夫

 01, 2014

◆◇◆人形に導かれた悲運な生涯を遂げた男のルーツ◆◇◆

浅見光彦シリーズ90
長編
新潮社 2003.11
講談社ノベルス 2005.11
  新潮文庫 2007.2
  講談社文庫 2012.3
55TVドラマ化作品!(2005.1.14放送 主演:中村俊介
2011.9.19放送 主演:沢村一樹)


■あらすじ

加賀の海から水死体で発見された男。北海道・余市の自宅には、底に「卯」の字のある一体の古い素焼き人形が残されていた。事件から五年、かすかに残った男の足跡を辿る浅見光彦は、北九州・北陸・北海道を結ぶ長大なラインに行き当たる。それは江戸から明治期に栄華を極めた、北前船の航路と重なっていた。列島を縦断し歴史を遡る光彦の推理。ついに驚愕の真実が、日本海から姿を現す。
(新潮文庫より)

■テーマ
 北前船
 津屋崎人形

■舞台
 北海道余市郡余市町
     松前郡松前町
     函館市
 石川県加賀市
 福岡県福津市津屋崎
 山口県下関市

■ヒロイン
 三井所園子(23歳・ニッカウヰスキー余市工場社員)

■感想
浅見光彦シリーズ90作目(短編を1作と数えた場合は92作目)です。ついにここまでたどり着きました。
この記事も801番目を数えます。このシリーズとともに長い道のりを歩いてきたという感じです(しみじみ)。
実は過去に本作のドラマを先に観てしまったので、なんとなく話の筋は覚えていました。
ところが視聴から2年半が経っていたので都合よく犯人とか動機とか忘れてまして助かりました(笑)
読み終わった後でドラマのレビューを読み返してみたのですが、割と原作に忠実に作られていたようです。
ただ浅見が図々しくきんつばをごちそうになっていたのはドラマの創作でした(笑)
でも原作ではうな重をごちそうになるのですよね。原作の方が豪華だった(^^;)

本作は「北海道新聞」「中日新聞」「西日本新聞」の「三社連合」からの連載依頼で書かれたものだそうです。
地方紙のオファーの場合、その土地にまつわるテーマを選ぶそうなのですが、
今回は対象地域が広範囲に渡っているため、「北前船」をテーマに選んだとのこと。
北前船は北海道から北陸、九州にかけて運行されていたので、今回のオファーにふさわしいテーマになりました。
浅見の調査も忙しく各地を転々としています。
北前船がテーマのせいか、移動はフェリーが多かったですね。まあ浅見は飛行機が苦手なので(^^;)

華々しいスター女優に秘められた過去があり、その陰で悲運な人生を歩んできた男・・・
若気の至りとはいえ、彼女自身も被害者だったのでしょう。
しかし一度拒絶されただけで簡単に諦めてしまえるものなのでしょうか?
陰ながらバックアップすることも出来たはず。
剛史さんの人生を思うと本当に辛いですよね。
彼自身には何も非がないのに、何故殺されなければならなかったのか・・・。犯人の身勝手さに腹が立ちます。
せめて剛史さんの願いをかなえて園子が大学に行かれるように取り計らって欲しかったですね。

また犯人の身の処し方については毎度問題になっていることでして・・・
やっぱり剛史さんや通信局の山科くんのことを考えるとこれじゃいけないのではないかと思います。
高齢な佳代さんのことを斟酌してというのは分かるのですが、何だかスターだから特別扱いしているような・・・。
犯人には生きて罪を償わせるべきなのではないかと思うのですが、みなさんはどう思いますか?

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

 ◆トリック度267267
◆冷や汗度404404
◆満足度★★★☆

■こんな方におすすめ!

  • 船の旅が好きな方
  • お酒が好きな方

■お知らせ
  4月4日(金)21:00~フジテレビ金曜プレステージにて
  浅見光彦シリーズ第50弾『貴賓室の怪人』が放送されます!
  豪華客船「飛鳥II」で起こる殺人事件の謎を浅見光彦が解明します。
  飛鳥IIの豪華な設備が見られたり、海外ロケなどスケールの大きな作品だと思います。
  ぜひチェックしてくださいね!
  原作レビューはこちら→【貴賓室の怪人 「飛鳥」編】 内田康夫 | ミステリー処【love knot】

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Tag:浅見光彦 内田康夫

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