【熊野古道殺人事件】 内田康夫

◆◇◆浅見、大ショック!愛車のソアラが・・・!◆◇◆

浅見光彦シリーズ52
長編
C★NOVELS 1991.11
中公文庫 1995.10
  光文社文庫 1999.10

熊野古道殺人事件 (光文社文庫)
熊野古道殺人事件 (光文社文庫) 内田 康夫

おすすめ平均
stars熊野古道殺人事件について
stars笑えるミステリーでした。

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■あらすじ

観音浄土での往生を願い、死を覚悟で熊野那智から旅立つ補陀落渡海。それが現代に再現されると聞き、推理作家の内田康夫浅見光彦を取材に誘った。二人は、いにしえより熊野詣での貴顕が往来した古道をたどるが、南紀山中で殺人事件に遭遇。しかも、犠牲者は渡海再現で僧に扮する男の妻だという。浅見と内田の不吉な予感をよそに、補陀落渡海は強行されるが・・・・・・。

(中公文庫より)

■テーマ
 補陀落渡海

■舞台
 和歌山県御坊市
       新宮市
       西牟婁郡中辺路町
       田辺市
       東牟婁郡那智勝浦町
       日高郡川辺町
           竜神町
       和歌山市

■ヒロイン
 なし

■感想
 ついに軽井沢のセンセが全編を通して登場~。しかも今回は浅見と行動を共にするという、世にも珍しい(?)スタイルとなっています。いつもは、浅見に事件を丸投げして逃げてしまい、ちゃっかり浅見の事件簿を小説にしているのですが(笑) でも、今回もこの珍道中を小説にしてしまおうと目論んでいるんですけどね。403

 珍しいといえば、前回にひきつづき、ヒロインの登場がありません。しかも今回は独身の若い女性の登場自体がなく(お手伝いの須美子は別ですが・・・。)、浅見の恋愛対象になる女性が現れませんでした。まあ、センセのお守りをしながらの道中では女性と知り合うチャンスがないかな(笑)

 そして、なんと軽井沢のセンセが勝手に浅見のソアラを運転し、道路脇の岩に激突329125あわれソアラは廃車処分の運命に・・・。浅見チャン、大ショック!!406ようやくソアラのローンを払い終えたばかりだというのに・・・。しかし、ラストにはサプライズが・・・!392

 今回のテーマは補陀落渡海。補陀落渡海とは柩のような屋形船に僧侶と随行する供の者たちが乗り込み、海を渡り、補陀落(宗教的なユートピアのようなもの)を目指すという風習だそうです。いうなれば自殺行為なんですけどね。それを学生たちによって再現が計画されたのが事の発端になります。再現といっても真似事のようなものなのですが、あんまり趣味がよろしくないですね。

 なお、本作は、三つの連作短編小説を合体させて書き直した作品だそうです。三つの短編とは、次の三作です。

  • 【還らざる柩】
  • 【鯨の哭く海】
  • 【龍神の女】

 この三作、主人公は和泉夫妻というフルムーン探偵シリーズなのだそうです。主役まで変えて化学反応を起こさせましたね(笑) そういえば【鯨の哭く海】浅見光彦シリーズにありましたよね。(当ブログでの紹介はまだまだ先になります263)これも化けたかな?

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267

◆冷や汗度

404404404

◆満足度

★★★

■特におすすめ!

  • 宗教学に興味のある方
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Category: 浅見光彦
Published on: Fri,  21 2007 23:37
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浅見光彦 内田康夫

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