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【使命と魂のリミット】 東野圭吾

 08, 2014

◆◇◆生まれながらに与えられた使命◆◇◆

東野圭吾(シリーズ外)
長編
新潮社 2006.12
  角川文庫 2010.2
55TVドラマ化作品(NHK土曜ドラマスペシャル 主演:石原さとみ)


■あらすじ

「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」突然の脅迫状に揺れる帝都大学病院。「隠された医療ミスなどない」と断言する心臓血管外科の権威・西園教授。しかし、研修医・氷室夕紀は、その言葉を鵜呑みにできなかった。西園が執刀した手術で帰らぬ人となった彼女の父は、意図的に死に至らしめられたのではという疑念を抱いていたからだ・・・・・・。あの日、手術室で何があったのか? 今日、何が起こるのか?大病院を前代未聞の危機が襲う。

(角川文庫より)

■感想
カドフェス2014対象本。積読本の中にあったのでチョイスしました。
私が持っている本とは表紙デザインが変わっていますね。
本作は石原さとみさん主演でドラマ化もされた作品。
ドラマは確か録画して途中まで観たのだけど結局消してしまったのですよね(^^;)

本作は病院を舞台にした医療サスペンスです。二人の主人公を軸に物語は進みます。
一人は研修医の氷室夕紀。夕紀は中学生の頃、父を大動脈瘤の手術で亡くしている。
その時に執刀したのが現在の指導医の西園だった。
さらに西園と母・百合恵の再婚話が持ち上がり、父の手術に対する疑惑を深めていく。
もう一人は直井穣治。彼はアリマ自動車社長・島原総一郎に恨みを持ち、
島原が帝都大学病院に入院したのを受け、看護師の真瀬望に近付いて情報を引き出し、犯罪計画を立てていく。

読みながら春にやっていた連ドラ『アリスの棘』を思い出しましたね。
父を手術で亡くし、その疑惑を確かめるために医師としてその病院にやってくるという出だしはそっくり同じでした。
ただその後の展開はまるで違うのだけど。『アリスの棘』は結構えげつない復讐劇でしたからね(^^;)
でも実は面白くてハマっていた(笑)

本作では夕紀の父と西園との間にはさらに別の因縁があったことが後に分かるのですが・・・。
西園と母が──というのはまあありえない話でもないけれど、
さすがにここまでくると偶然が重なり過ぎている気がします。
東野作品なので、もっとドロドロの展開になるのかと思ったら、やはり最近は人情ものに移行しているのですね。
そんな簡単にわだかまりがなくなるものなのかちょっと疑問です。

穣治の方も派手な犯罪を引き起こしていますが、テクニックに溺れてやたらとまわりくどいことをしているし(^^;)
他人を巻き込むのは良心が咎めるのなら、何もこんな時を狙わなくても・・・
病院が舞台なのでオトシマエのつけ方はきっとこうなるだろうと予想してみたのですが、
あまりにあっさりで肩透かし(^^;)

電気供給がなくなる中でのクライマックスの手術シーンが圧巻。医龍みたい(笑)
どんな状況下でも患者の命を救うことが医者の使命。西園のスーパードクターぶりがかっこよかった
瞬時の判断力もさることながら、当意即妙のアイディアも必要なのですね。
手術中、西園が一度だけ「夕紀」と呼んだのが印象深かったです。

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

 ◆トリック度267267
◆冷や汗度404404404404
◆満足度★★★☆

■こんな方におすすめ!

  • サスペンスが好きな方
  • 医療ものが好きな方
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Tag:東野圭吾 ドラマ化 カドフェス

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