Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【少女たちの羅針盤】 水生大海

 18, 2014

◆◇◆さあ、復讐が始まる──◆◇◆

羅針盤シリーズ1
長編
原書房 2009.7
  原書房(新装版) 2011.5
  光文社文庫 2012.9
20第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作受賞作
338映画化作品(2011.5.14公開 出演:成海璃子、忽那汐里ほか)


■あらすじ

「お前こそが殺人者だ 証拠が残っていたんだ」短編ホラー映画の主演女優としてロケ現場にやってきた舞利亜。彼女に渡された台本には脅迫状が挟みこまれていた! 四年前路上パフォーマンスで伝説的な人気を得た女子高校生四人の劇団「羅針盤」は、メンバーの突然の死によって活動を停止した。その死に舞利亜はどう関わっていたのか? 隠された真相を暴いたのは──。

(光文社文庫より)

■感想
本作は第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞の受賞は逃したものの、
島田御大の肝入りで優秀作に選ばれた作品です。成海璃子さん主演で映画化もされました。
この映画、始めは青春群像劇だと思っていて、ミステリーだとは知らなかったのですが、
ミステリーと分かれば俄然気になってきまして(笑)、今回原作を手に取りました。

女子高生4人による劇団「羅針盤」。
彼女たちは路上パフォーマンスなどで人気を得ていたのだが、メンバーの死により活動は休止。
地元では伝説になっていた。
そして四年後、短編ホラー映画の主役に抜擢され、ロケ現場にやってきた舞利亜。
実は彼女は「羅針盤」のメンバーの死に関わっていた。
そんな彼女の罪を告発するかのように台本が書き換えられ、台本には脅迫状が挟み込まれていた・・・。

物語は現在と四年前の回想シーンが交互に描かれます。
舞利亜というのは芸名で、どうやら整形もしているらしく、彼女の正体は分からないようになっています。
名前を変え、顔を変えて別人になりすますという犯人の身元隠しの行為でも、
これが女優ならば別に違和感がなく、設定が巧妙ですね。
誰が誰を殺したのかという謎を抱えたまま、四年前の回想シーンを繙くことになります。

回想シーンでは演劇部の枠から飛び出した4人の女子高生が劇団「羅針盤」を立ち上げ、
活動する様子が描かれています。
演劇に打ち込む彼女たちは実にキラキラしていて、まぶしく、また羨ましくもあります。
もちろん彼女たちの「航海」は順風満帆ではなくて、
それぞれに家庭環境や容姿のコンプレックスなどの悩みを抱えており、時にはメンバー同士が衝突することも。
ところが彼女たちの活動は事あるごとに妨害を受ける。
それは段々にエスカレートしていき、ついにショッキングな事件が・・・。そしてメンバーの死。
何故これほどまでの悪意をぶつけられなければならないのかとやりきれない思いでした

犯人は想定内ではあったのだけど、やはり驚きましたね。確かにあの時の行動は不自然ではあったのだけど・・・。
ここでのトリックは知る人ぞ知るものなので、見破るのはちょっと難しいかも(^^;)
でもこんな身勝手な理由で人を殺すなんて!
他人を貶めることで自分が優位に立てると考えるこの犯人、最低です

なおボーナストラックで特別短編「ムーンウォーク」が付いています。
瑠美とバタの出会いを描いた前日譚になっています。

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

 ◆トリック度267267
◆満足度★★★★

■こんな方におすすめ!

  • 青春ミステリが好きな方
  • 演劇が好きな方
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Tag:水生大海 映画化

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