【風葬の城】 内田康夫

◆◇◆会津魂◆◇◆

浅見光彦シリーズ54
長編
講談社ノベルス 1992.3
講談社文庫 1995.7
  徳間文庫 2000.10
  祥伝社文庫 2004.7
55TVドラマ化作品!(1996.9.30放送 主演:辰巳琢郎)

風葬の城 (講談社文庫)
風葬の城 (講談社文庫) 内田 康夫

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■あらすじ

虎隊のふるさと、会津を訪れた浅見光彦の目の前で塗師平野が謎の死を遂げた。折りしも東京で歯科技工士として働く平野の息子も、帰郷途中で失踪。殺人事件の第一発見者となってしまった浅見は、理知的な美しさをたたえた会津女子高の新人教師、安達理紗の助けを得て、見えない犯人を追いつめてゆく──。
(講談社文庫より)

■テーマ
 漆器
 歯科医問題
 会津っぽ気質

■舞台
 福島県会津若松市
      南会津郡下郷町
 東京都武蔵野市

■ヒロイン
 安達理紗(23歳・会津女子高等学校教諭)

■感想
 浅見は、漆器工房の取材の為、会津を訪れます。ある職人の作業を見学中、突然その職人が苦しみだし、帰らぬ人に・・・。またしても第一発見者となった浅見。取材そっちのけで事件にのめり込んでいきます。

 今回の舞台は会津。会津といえば、白虎隊の悲劇が有名ですよね。そういえば、今年(2007年)のお正月に山下智久くんの主演で『白虎隊』のドラマがありましたね。それまでは飯盛山で鶴ヶ城が燃えていると勘違いして自刃した悲劇までしか知識がなかったのですが、ドラマではその後の落城するまでが描かれていて、大変勉強になりました。しかし、敗戦後の会津の人達の苦難については、本作を読んで初めて知りました。特に、遺体を埋葬することを禁じた官軍の仕打ちはひどいものですね。これが本作のタイトルの意味だったのかと気がつき、慄然としました。このような戊辰戦争の苦難を乗り越えた会津の人達の気質がよく現れた作品になっています。

 さて、今回犯人については、おおよそ見当がつくのではないかと思います。いかにも怪しい奴いますよね。219しかし、完璧なアリバイがあるんです。そのアリバイをどう崩すかがミステリーの醍醐味だと思うのですが、本作については、「な~んだ」というようなもので、ちょっと残念でした。

 ところで、この作品、内田センセのおやじギャグが炸裂しています(^^;)

「歯です」
「は?・・・・・・」
菓子を買う前におかしかった
 など(笑)

 浅見ちゃんもカフェオレ273で口を漱ぐのは止めてほしいなぁ。坊ちゃまなのに、お行儀がいいのか悪いのか・・・。390

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267

◆冷や汗度

404404

◆満足度

★★★

■特におすすめ!

  • 幕末期の歴史が好きな方
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Category: 浅見光彦
Published on: Mon,  08 2007 15:23
  • Comment: 4
  • Trackback: 0

浅見光彦 内田康夫

4 Comments

さゆみ1194  

翠香さんは浅見光彦シリーズめちゃくちゃたくさん読まれてるんですねーー!!尊敬です(*^m^*)
前回教えてもらった翠香さんお勧めの作品チェックしときますねーー♪情報ありがとうございます★
そういや、浅見シリーズ何か一冊買った記憶があります・・・タイトルは失念しましたが・・・いつか読む予定でーす(*´ー`)

2007/10/12 (Fri) 07:13 | EDIT | REPLY |   

翠香  

さゆみ1194さんへ

そ、そんな尊敬だなんて・・・ただ好きで読んでいるだけですよ~f(^^;)ポリポリ
読んだらぜひぜひ感想聞かせてくださいね~♪
あー私も積読本がたくさん・・・e-263
何年も放置されているかわいそうな本も・・・そのうち読むからねぇぇ~>積読本たち

2007/10/12 (Fri) 22:12 | EDIT | REPLY |   

すくね  

ご挨拶が遅れました・・・。

先日はご丁寧な挨拶をいただいたのに、挨拶が遅くなりまして申し訳ありません。

「真秀ろばから独り言」の管理人すくねと申します。

 私も、内田作品は好きなので、ほとんど読んでおりますが、最近、なかなかレビューができなくて、どうするか・・・?と思っておるのですが、翠香さんは既に50冊超をレビューされていらっしゃるのですね。本当すごいな~。

 私も少し、気合をいれてご紹介していきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。今回、翠香さんのレビューをいろいろ読ませていただきましたが本当参考になります!やはり、同じ作品でも、男性と女性では、また視点が違うものですねー。

 そうそう、「耳なし芳一からの手紙」がドラマ化という情報を見て非常に嬉しいのですが・・・。どうやって情報を得ていらっしゃるのですか?
 とりあえず、明日の「漂泊の楽人」のドラマを楽しみにしております。では、またお邪魔させていただきます!

2007/10/14 (Sun) 23:19 | EDIT | REPLY |   

翠香  

すくねさんへ

こちらこそご丁寧にご挨拶いただきましてありがとうございます!
すくねさんにすごいなんて言われると、恐縮してしまいますよ。v-404きちんとレビューされているので、見習いたいです。
ドラマ化の情報ですが、「耳なし芳一~」については偶然ネットで見つけました。あとは「浅見光彦の家」をたまにチェックしていますv-410
「漂泊の楽人」は好きな作品なので、ドラマ化はうれしい限りです♪

2007/10/15 (Mon) 01:26 | EDIT | REPLY |   

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