Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【スノーホワイト】 森川智喜

 17, 2015

◆◇◆鏡や鏡、世界でいちばん性悪な探偵はだ~れ?◆◇◆

三途川理シリーズ2
長編
講談社BOX 2013.2
  講談社文庫 2014.11
20第14回本格ミステリ大賞受賞作


■あらすじ

「真実を映し出す鏡」をもつ反則の名探偵・襟音ママエは、舞い込む事件の真相は分かるが、推理は大の苦手。ある事件が縁で顔を合わせた探偵・三途川理が、窮地に陥れようと策を練っていることも知らず──。おとぎ話のような愛らしい世界で、鋭い論理バトルが展開される、第十四回本格ミステリ大賞受賞作。
(講談社文庫より)

■感想
三途川理(さんずのかわ・ことわり)シリーズ第2弾。
本作はタイトルから分かる通り、白雪姫がモチーフになっています。前作に引き続き童話シリーズなのですね。

今回の主人公は、襟音ママエ。中学生だてらに探偵事務所を営んでいます。
とはいえ、彼女は探偵らしきことは何もしません(^^;)
実は「何でも知ることのできる鏡」という魔法のアイテムを持っているので、
依頼人への回答は全て鏡からの受け売りなのです。
しかも助手のグランピー(7人の小人の末っ子)に経理から何から全て任せているし。
グランピーが自分で考えるよう、水を向けても「えー、めんどいじゃん」・・・ってオイオイ!

本作は二部構成になっていて、第一部「襟音ママエの事件簿」では3件の依頼があります。
最初の2件は日常の謎としても楽しめますね。
ママエは反則技を使ってますけど、鏡がなくても推理できるので、ぜひチャレンジしてみてください

最後の1件だけはちょっと様子が違っていて、
ある資産家の元に脅迫状が送られてきた為、3人の探偵が呼び寄せられます。
ママエはそのうちの一人。そして残る二人は、前作でも登場した緋山燃(ひやまもゆる)と三途川理
緋山くん、前作では置いてけぼりを喰らった残念な(ある意味ラッキーな)キャラでしたが、
なんと私立探偵になったのですねぇ。鑑識作業まで自前でやってしまう探偵です。
そして三途川理。前作では飼い猫の為という大義名分(?)があったので、
そこまで悪役キャラだとは思わなかったのですが、やはりコイツは外道ですよ。
ママエを小馬鹿にする様子は、ライアーゲームの福永を彷彿とさせますね。
悪知恵が働くところがよく似ています(^^;)

しかし犯人の犯行計画は、ママエでなくても「ややこしい!」と頭抱えたくなります。
やはり頭のいい人って難しいことを考えるのですねぇ(著者の森川氏は京大の推理研出身だそうです)。

さて第二部ではふしぎの王国の后・ダイナがこともあろうに三途川理にママエ暗殺を依頼します。
彼女が次の王に即位する為にはママエの存在が邪魔になったのです。
ここで三途川は魔法の鏡を手に入れることに!まさに鬼に金棒、いや、きちがいに刃物です。
三途川はそれまでママエやダイナが考えつきもしなかった、鏡の恐るべき使用法を編み出します。
う~ん、鏡の能力がスーパー過ぎ(^^;)しかも肝心な部分でつっこみどころがある。
また今回も数のトリックが出てきますが、日本人でないダイナには分からなくても無理ないか。
個人的にはグランピーの活躍についつい手に汗握って応援してしまいました(笑)
7人の小人も勢揃いしたので楽しかったです(^^)

それにしても、緋山くん、化け猫(前作)や7人の小人などの異形を目の当たりにしてすぐ受け入れるとは、
何とも物わかりがいいですねぇ(^^;)
ところで三途川は最後ああなってしまったワケですが、これ、まだ続編があるのですよね?どうするのだろう。
ちょっと三途川の毒気に当てられてしまったので、続編はしばらくはいいかな。
まだ文庫化もされていないしね(笑)

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

 ◆トリック度267267267267
◆満足度★★★☆

■こんな方におすすめ!

  • コンゲームが好きな方
  • ファンタジーが好きな方
  • 論理バトルが好きな方
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Tag:森川智喜 三途川理

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