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毛髪再生

【海のある奈良に死す】 有栖川有栖

Category火村英生(作家アリス)
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◆◇◆セイレーンの嘆き◆◇◆

火村英生シリーズ4
長編
双葉社 1995.3
  角川文庫 1998.5
  双葉社[改訂版] 2000.5

海のある奈良に死す (角川文庫)
海のある奈良に死す (角川文庫) 有栖川 有栖

おすすめ平均
starsあの密室トリックって!!?
stars読むのに苦労しました
stars過程を楽しむミステリ
stars挑戦的なミステリ
starsコンビ愛炸裂

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■あらすじ

半年がかりで書き上げた長編が、やっと見本になった! 推理作家・有栖川有栖は、この一瞬を味わうために神田神保町の珀友社にやってきた。会議室に通され見本を心待ちにしていると、同業者の赤星学が大きなバックを肩に現れた。久しぶりの再会で雑談に花を咲かせた後、赤星は会議室を後にした。「行ってくる。『海のある奈良』へ」と言い残して・・・・・・。
翌日、福井の古都・小浜で赤星が死体で発見された。赤星と最後に話した関係者として、有栖は友人・火村英生と共に調査を開始するが──!?
複雑に絡まった糸を、大胆にロジカルに解きほぐす本格推理。
(角川文庫より)

■テーマ
 人魚
 八百比丘尼伝説

■舞台
  東京都千代田区
      新宿区
      板橋区
  福井県小浜市
  京都府
  和歌山県橋本市

■感想
  火村&アリスシリーズ第4弾です。だんだんこのシリーズにハマり始めてきました(笑)相変わらず、火村とアリスのやりとりが面白いですね~。ご周知の通り、このシリーズは作家アリス目線で書かれておりますが、そのアリスが独り言のようにボソッと書いている言葉もまた笑えます。

納得した。われわれはアホと馬鹿なのだ。

 ・・・ってハハハ411 どういう『アホと馬鹿』なのかは、作品をお読みくだされ。

 さて、今回火村とアリスは西へ東への探偵行をしております。何度も東京と関西地方を行き来していて、効率悪いなぁ。それにしてもこのお二人、タフですね~。
 第一作【46番目の密室】はいわゆる『雪山の山荘』モノ276だったので、有栖川さんは、コテコテのミステリーが好きなのかと思っていましたが、本作では旅情ミステリーの様相を呈してきましたね。
 しかし、火村先生、探偵行脚をしていて、講義の方はいいんですかっ?

 本作は、作中作『人魚の牙』(実は構想のみで作品にはなっていないのですけど・・・。)と実際に起こる事件がリンクしている点が面白い作品だと思います。さらに『石童丸物語』と衝撃の真実までもリンクしていましたね。
そして、第二の事件のトリックにはうなりました。こういう効果があることは知っていましたが、まさか殺人に使えるなんて・・・。ただし、トリックが見破られた時点で犯人の目星がついてしまうという、危うさもありますが。

 しかし、人魚って魔物だったんですねぇ。童話『人魚姫』の影響か、まったく違うイメージを抱いていましたが・・・。穴吹社長は、人魚の肉を食べた八百比丘尼というよりも、男たちを惑わす人魚そのものだったのかもしれませんね。

 ところで、火村は夢でうなされていましたが、アリス曰く、これが初めてではないらしい。何か訳ありの過去がありそうですね。気になるな~。

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267267267

◆冷や汗度

404404

◆満足度

★★★★

■特におすすめ!

  • 歴史・伝説物に興味がある方
  • 人魚に興味がある方
  • 旅情ミステリーが好きな方
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火村英生有栖川有栖

2 Comments

さゆみ1194  

いいですよね~作家有栖と火村シリーズ♪
有栖のとぼけっぷりと火村の時折ぼそっともらす毒舌っぷりがかなり私のツボです(笑)

2007/11/06 (Tue) 15:33 | REPLY |   

翠香  

名(迷?)コンビ

>さゆみ1194さんへ
火村とアリスの会話が面白くて、だんだん私もハマりだしました(笑)
やっぱりシリーズものは、キャラクターに魅力があると読んでいて楽しいですよね。

2007/11/06 (Tue) 21:40 | REPLY |   

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