Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【ロートケプシェン、こっちにおいで】 相沢沙呼

 17, 2015

◆◇◆狼に食べられた赤ずきんはだあれ?◆◇◆

酉乃初シリーズ2
連作短編集
東京創元社 2011.11
創元推理文庫 2015.1


■あらすじ

せっかくの冬休みなのに、酉乃初と会えずに悶々と過ごす僕を、クラスメイトの織田さんはカラオケへと誘う。当日、急に泣きながら立ち去ってしまった彼女にいったい何があったの? 学内では「赤ずきんは、狼に食べられた」と書き残して不登校となった少女を巡る謎が……。僕は酉乃に力を借りるべく『サンドリヨン』へと向かう。女子高生マジシャン・酉乃初の鮮やかな推理、第二集。
(創元推理文庫より)

 

■感想

 相変わらずヘタレな須川くん、ブレない酉乃さん

酉乃初シリーズ第2弾。待望の文庫化だったのですが、
前作を読んでから2年半が経っていたので、
脇役キャラとかいろいろ忘れてしまった部分もありました(^^;)
前作をチラ読みしたり、レビューを読んだりして少しずつ思い出しました(笑)
相変わらず須川くんはヘタレで太腿が好きなのね(^^;)
ナイーブで優し過ぎるのだけど、男なんだからもっとビシッとしろー!と言いたい。
対して酉乃さんは、周りが人と合わせようと必死になっているのに全くブレていない。
結果、近寄り難いイメージを与えてしまうけれど、ただ自己表現が苦手なだけ。
マジックも頼まれれば喜んで披露します。やっぱりマジックをしている時の酉乃さんは魅力的(^^)

本作は5編からなる連作短編集です。各短編ごとに小さな謎があり、1話完結しているのですが、
作品全体に一貫したテーマがあるので、長編としての味わいもあります。
ただクローズアップされたのがある女生徒に対するいじめだったので、
自分の小中高時代の様々な場面が痛みを伴って思い出されて、読むのが辛くなることもありました。
なおロートケプシェンとはドイツ語で赤ずきんの意味だそうです。
表紙にもかわいい赤ずきんちゃんがいますよね(^^)

 

◆アウトオブサイトじゃ伝わらない
冬休み、須川くんは織田さんと白山先輩、香坂先輩の4人でカラオケに出かけた。
その後、マクドナルドで食事をしたのだが、トイレから戻ってきた織田さんは泣きながら飛び出してしまう。
それまでは楽しそうにしていたのに、一体何があったのか?

須川くん~、前作で酉乃さんにクリスマスプレゼント渡して告白したのに、何で連絡先聞いてないんだよ~
織田さんはこれはショックだろうなぁ。私もシチュエーションは違うけれど似たような経験が・・・。
最後に酉乃さんが演じたマジックが凄い!

 

◆ひとりよがりのデリュージョン
三好くんから某写真集を貰った須川くん。学校の封筒に入っていたそれは、
出会い頭に笹本さんとぶつかった後、文芸部の冊子にすり替わっていた!
何とかして中身を知られずに封筒を交換しなければ・・・!
しかし、須川くんの作戦はあえなく失敗。もはやこれまでと観念していたが、
笹本さんが生徒会の皆の前で開封した中身は文芸部の冊子だった。

もう須川くんの慌てっぷりが面白すぎ(^▽^)
確かにエロ本(一応水着らしいのだが^^;)はマズイよね(笑)
でも酉乃さんの使用中カイロをゲットしちゃうし。これは捨てないぞってちょっとヘンタイ?
カッキーって嫌な奴だと思っていたけど、意外と優しい一面もあるのですね。
でもやっぱりいじめをするのは許せない。

 

◆恋のおまじないのチンク・ア・チンク
バレンタインデー。本命、義理とたくさんのチョコが飛び交っていたが、
学年集会の後、それらは教卓の上に積み上げられていた。
全てのチョコを無事持ち主に返還し、特に何も盗られたものはなかったのだが・・・。

これはチョコレートだけに甘~いお話(*^^*)
一方、須川くんに強力なライバルが出現!
背が高くてイケメンで東大生・・・とても勝ち目はなさそう(^^;)
また八反丸爆弾の餌食に・・・そんなもの食べちゃダメだよ~

 

◆スペルバウンドに気をつけて

須川くんと同じ高校で上条茜というのだが、そんな名前の子は存在しない。
酉乃さんはいじめで不登校になっている井上さんのことではないかというのだが・・・。

最近はストーカー対策で偽名でバイトすることもあるのですねぇ。
ナント須川くんは酉乃さんとの初デートに漕ぎつけます!
しかし内心ではスケベなことを考えていて・・・コラコラ!
一方で八反丸さんにやり込められ、勝手に落ち込んでるし・・・ホントに女々しいのう(^^;)

 

◆ひびくリンキング・リング
不登校が続く井上さんは進級が厳しくなり、明日がタイムリミットだという。
連絡先が分からず途方にくれる須川くんと酉乃さんだが、何とか出来ることをやってみようとする。

ここである事実が明らかになり、驚きました。
いや~まさか折原一氏ばりの叙述を仕掛けられているとは思わなかった!
彼女に対し酉乃さんが話した言葉・・・泣けたなぁ
結局彼女たちがどうなったのかは分からないのだけど、きっと上手くいったよね。

 

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

  ◆トリック度 267267267
◆満足度 ★★★★

 

■こんな方におすすめ!

  • 青春ミステリが好きな方
  • 学生の方
  • マジックが好きな方
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Tag:相沢沙呼 酉乃初

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