Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【ぼくは明日、昨日のきみとデートする】 七月隆文

 28, 2015

◆◇◆奇跡の運命で結ばれた二人◆◇◆

七月隆文シリーズ外
長編
宝島社文庫 2014.8


■あらすじ

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて──。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。
(宝島社文庫より)

■感想
宝島社文庫より書き下ろされた作品。
『このミス』大賞受賞作でもないのに、いきなり文庫書き下ろしになった経緯はよく分かりませんが、
これが口コミで広がり、ベストセラーになっているようです。
刊行から1年経った今なお、読書メーターでは上位にランクインしており、ずっと気になっていました。
そんな矢先、ブックオフで発見!ラッキーでした♪

恋に奥手な高寿は、電車の中で見かけた女の子・愛美に一目惚れし、意を決して声を掛ける。
思いのほか好感触を得たのだが、「また会える?」と聞いたとたん、彼女は泣き出してしまう。
気配り上手で、完璧な彼女。だけど涙もろく、何故か未来のことを知っているようで・・・。

始めのうちは、いくらなんでも話が上手すぎると思っていました。
甘々な恋愛話を持て余していたのですが──。

実は私、早い段階でからくりに気付いていました。
二人は幼少期に同じような経験をしていたし、何よりタイトルが象徴的ですよね。
第一章の「間奏」でほぼ確信していました。
でもからくりが分かったら、もう面白味がなくなるのかというと、そうでもない。
実際、本作で種明かしをされるのは、終盤に差し掛かる前辺りです。

読んでいて、数年前に観た某映画作品を思い起こしました。
(タイトルを言ってしまうとネタバレになってしまうので、ナイショ)
映画と本作は、共にSFで現実的にはありえない現象が起きていますが、現象そのものは全く違います。
ですが、二人が背負う悲し過ぎる運命は似たものがありますね。
ひょっとするとこの映画をヒントに本作を書かれたのかも・・・違うかな?

別れの時が刻一刻と迫ってくるにしたがって、切なさはどんどん加速していきます
これを読むと、一日たりとも無駄には出来ない、毎日を大切に過ごしていかなくてはと思いますね。
でもこんなに想いあっているのに、思い出を共有できないのがつらい。
あの日、彼女はどんな気持ちで「また明日ねっ!」と言ったのだろう。

作品の舞台が京都と大阪なので、地元の方は感慨深いものがあるでしょう。
二人が行ったデートコースを辿ってみるという楽しみもあるかも(^^)

ただ愛美がガラスの仮面を知っていて、ドラえもんを知らないというのはおかしいですね
女の子だからというわけでもないですよね。ショパンも知らなかったし・・・。
設定が統一されていないのは残念。
また、高寿がその後どんな職業に就いたのか、教えて欲しかったですね。
愛美との関わりを上手く絡めてくれていたら良かったのだけど。

会話文が多く、さらさらっと読めますが、涙腺弱い方は電車で読むのは注意してくださいね

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

 ◆トリック度267267
◆満足度★★★☆

■こんな方におすすめ!

  • ラブストーリーが好きな方
  • SF的設定に抵抗がない方
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Tag:七月隆文

COMMENT 2

Wed
2015.09.30
21:22

mokko

URL

これは・・・

やたらと目にするので気になっていた作品です。
どうしようかなぁ~
映画って、アレかなぁ?乙●?
表紙買いしたくなる感じだけど、保留にします(^◇^;)

Edit | Reply | 
Wed
2015.09.30
22:47

翠香

URL

mokkoさんへ

mokkoさんが何をイメージしたのかは分からないのですが(乙一?)、
多分違います。洋画ですよ。
SF設定を受け入れられるかで評価は変わってくるみたい。
私はまあまあ良かったかなと思っています。

Edit | Reply | 

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