Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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映画【王妃の館】

 08, 2015

◆◇◆人生は小説よりも喜劇なり◆◇◆

公開日 2015.4.25
時間 123 分

B010NMLZ9E王妃の館 [DVD]
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 2015-10-07

by G-Tools

■CAST
  北白川 右京   ・・・水谷豊
  朝霧 玲子    ・・・田中麗奈
  桜井 香      ・・・吹石一恵
  金沢 貫一    ・・・緒形直人
  ミチル       ・・・安達祐実
  戸川 光男    ・・・尾上寛之
  近藤 誠      ・・・青木崇高
  クレヨン      ・・・中村倫也
  香取 良男    ・・・山中崇史
  早見 りつ子   ・・・野口かおる
  丹野 二八    ・・・石橋蓮司
  ディアナ     ・・・安田成美
  プティ・ルイ   ・・・山田瑛瑠
  ルイ14世    ・・・石丸幹二
  オーギュスト  ・・・菊池銀河
■STAFF
 監督:橋本一
 原作:浅田次郎「王妃の館 上・下」(集英社文庫刊)

■STORY

シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ。日本語で“王妃の館”を意味する、パリの一流ホテルに宿泊できる超豪華ツアーに、日本から2組男女11名のツアー客たちが到着した。これまで自作の数々が映画化されている売れっ子作家・北白川右京をはじめ、美人OL、成金実業家にホステス、女装家、元詐欺師・・・と個性派揃いの面々だ。旅行会社の女社長・朝霞玲子とその社員・戸川光男引率のもと、それぞれパリ観光を楽しむツアー客たちをマイペースに振り回すのが北白川右京だった。
彼は17世紀のルイ14世を主人公にした新作小説執筆の為にツアーに参加しており、ツアーそっちのけで新作小説を構想。ひとたびインスピレーションが湧くと、我を忘れ自分の世界に没頭してしまうのだった。ルーブル美術館、ヴェルサイユ宮殿といったルイ14世の足跡を辿ることで、幾度となく“小説の神”が降り、ツアー客たちを混乱に巻き込みつつも、順調に筆を進めてゆく。
一方で、人知れず悩みと事情を抱えてパリに来たツアー客たちから悩みを打ち明けられ、時には神がかったアドバイスまでしていく。そんな中、旅が進むにつれ、右京の物語は佳境へ! その小説を回し読むツアーメンバーたちはやがてそこに書かれた17世紀の世界へと迷い込んでいく・・・。

■感想
映画公開された時から、面白そう!とチェックしていた作品。
原作を先に読むべきか迷ったのですが、
水谷さんの「もうひとりの右京さん」が気になっていたので、映画版を観ることにしました。

観始めてすぐ、作品の舞台がフランス・パリであることにはたと気付きました。
22日間に及ぶ豪華パリロケで、ルーブル美術館の閉館日に貸切で撮影をしたのだとか。
なんとも羨ましいかぎりです。
現在の緊迫した情勢では、とてもこのような撮影許可は下りなかったでしょうし、
それどころかルーブルやパリの街をゆっくりと眺めることすらできない。
この作品では美しいパリの街並みや、ルーブルやヴェルサイユ宮殿の豪華な内装を観ることが出来るので、
そういった意味で大変貴重な作品といえるでしょう。

さて、とにかく目を惹くのが、水谷さん演じる「もうひとりの右京さん」、北白川右京のキャラクターですね。
おかっぱ頭に奇抜なファッション・・・このアイディアは水谷さん自身が出したのだそうです。
英国製スーツに身を包んでいる「相棒」の杉下右京とはギャップがかなりありますね。
この奇抜なファッション、某小説家を想起させるのですが・・・。
さらに行動は至ってマイペース。このあたりは杉下右京と似ているかな(^^;)

そして、他の登場人物たちも皆訳ありの一癖も二癖もある人々ばかり。
俳優さん達もコメディということで、思いっきり役に入り込んでいて、
「えっ?○○さんだったんだ」と驚かされることも多かったです。
オネエのクレヨン役の中村倫也さんは綺麗だったので、始めは分からなかったですね。
緒形直人さんは今までとは全く違うキャラだったのでびっくり。
観ながら何度も「これ、緒形直人さんだよね?」と反芻してました(笑)
あと最後まで気付かなかったのが山中崇史さん!
芹沢~お前も出ていたのか~!ヒゲなんか生やしているから分からなかったよ~(^^;)

物語は、倒産寸前の旅行会社がホテルを巻き込んでダブルブッキングツアーを企てます。
昼の部「ポジツアー」の客たちが観光している間に、夜の部「ネガツアー」の客たちを部屋に案内。
夜になると「ポジツアー」の客たちが戻ってくる前に、「ネガツアー」の客たちを外へ連れ出すといった具合。
始めは手違いでダブルブッキングになってしまったのかと思ったのですが、計画のうちだったとは!
ツアー客たちが部屋を出て行くな否や、ホテルの従業員たちが部屋の状況を写真に撮り、
客の私物を片付け・・・と大わらわだったのには笑えた(^▽^)
もともと無謀な計画だった上に、ツアー客たちはネガもポジも一癖も二癖もある人々なので、
勝手気ままにふるまうので、なかなか事が上手く運ばない。
ネガツアーの添乗員は心労でお腹壊しちゃうし。ご愁傷様(笑)

また、北白川右京は、観光中に「小説の神」が降りてくることがあると、
「きた、きた、来た!」と叫びながら猛然と原稿用紙に向かい、執筆を始めてしまいます。
もうこうなると誰が何と言っても聞き耳を持ちません。何たる集中力よ(^^;)

そして右京が執筆している小説が劇中劇となって挿入されています。
ミュージカル仕立てになっているのですが、これが素晴らしい出来なんですよね
右京自身が出演していたのには笑ったけど、もう子役の演技が上手くて。
ルイ14世の息子でありながら、過酷な運命を背負ってしまったプティ・ルイが
逆境にも負けず、自分の進む道を切り開いていくというストーリーで、
プティ・ルイの健気さにもう感動・・・!
フランスの太陽の子ルイ♪──このフレーズが耳に残ります。

劇中劇の出来に比べて、肝心の本編の方は
ネガとポジのツアー客が鉢合わせしてしまう展開が見え見えで特に意外性もなし。
さしたる事件も起こらず、皆大変だけど、懸命に生きていこうよ的な感じで終了。
結局何が言いたかったのかよく分かりません
パリの美しい街並みと建造物、強烈なキャラクター達、劇中劇でもっている作品で
ただドタバタで笑いをとっているだけで中身があまりないという印象でした。
ミステリではないにせよ、何か事件が起きればもっと楽しめたかな。

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

◆満足度★★★

■こんな方におすすめ!

  • フランス・パリに行ってみたい方
  • コメディが好きな方
  • ミュージカルが好きな方

■参考

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Tag:映画 王妃の館 水谷豊 北白川右京

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