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【ヴィヴィアンの読書会】 七尾与史

 24, 2015

◆◇◆死の読書会へようこそ◆◇◆

七尾与史(シリーズ外)
長編
PHP文芸文庫 2015.11


■あらすじ

「皆さんの生命にタイムリミットを設けさせていただきました」──人気作家ヴィヴィアンすみれの死から一年、染谷公太郎は彼女を偲ぶ読書会に招待された。しかし開始早々、出された紅茶に毒が入っており、死にたくなければヴィヴィアンを殺した真犯人を突き止めるよう告げられる。参加者は自称人気俳優や女装したファンなど怪しい人物ばかり。はたして誰が、どうやって彼女を殺したのか。

(PHP文芸文庫より)

■感想
やはり予期したとおり、読み終わるのに時間が掛かってしまったorz|||
軽くてサクサク読めるので、まともに読んでいたら何日も掛からないのに・・・。
やっぱり年末はバタバタしてしまいます。

七尾与史作品を読むのは、これが2作目です。

「私は殺されました。犯人はこの中にいます」──1年前に死んだ作家からの挑戦状。タイムリミットは3時間の謎解きバトル!

という帯の惹句とあらすじに惹かれ、読んでみたのですが・・・う~ん、ちょっと外したかな
美味しそうな材料を揃えたのに、調理法を間違ってしまったという感じですね。

読書会の参加者の中から犯人をいぶり出す為に参加者を極限状態に置く、というのは悪くないのですが、
ファントマという3時間で心肺を停止させる毒物を使用しているのはちょっと現実離れしていますね。
アンチ・ファントマという解毒剤もあるという。何だかRPGの話みたい(^^;)
参加者を拘束してはいないので、逃げようと思えば逃げられるし、警察なり救急車なり呼べばいい。
それなのに皆おとなしく従っているのは、アンチ・ファントマが手に入らなくなる可能性があったから。
ところがこれ、途中から拘束力がなくなってしまうのですよね。参加者が結託すれば万事解決ではないか。

ヴィヴィアンすみれの正体については、次々に新事実が白日の下に晒されるのですが、
それほど驚くほどのものでもなかったし。そもそもこれらの設定は必要ですかね?
必要なのはヴィヴィアンが家電マニアだったということぐらいではないでしょうか。

参加者がヴィヴィアンのファンというだけでなく、
それぞれにヴィヴィアンを殺す動機があったことが判明していくのは興味深かったのですが、
犯人はかなり早い段階で見当がついていたので別に驚かなかったし・・・。
トリックもなんだかしょぼい。皆で合わせ技1本という感じ。
むしろ犯人が殺害動機を持つに到った別の殺人事件の方が用意周到なトリックだったし、
ごつい事件ではないか!
これじゃあ高級だしを使って、ジャックフードを作ったって感じですよお(^^;)

ラストは一件落着し、なごやかな空気で終わってますけど・・・。
人を二人も殺した人間がいるのに放置していいのか!?警察呼べよ!犯人、自首しろよ!
もっとサバイバルな展開を想像していたのに、ゆるゆるな感じだったので肩透かしでした。

今読んでいるのが、おそらく今年最後の作品になりそうです。
最後に当たりが出るといいなぁ。

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

 ◆トリック度267267267
◆満足度★★☆

■こんな方におすすめ!

  • 家電マニアの方
  • 軽い読み物をお探しの方
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Tag:七尾与史

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