Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

ミステリ小説・ドラマ・映画のレビューと、フィギュアスケートに関する話題について。ド素人なので初心者にも分かりやすく、楽しくを心掛けていきたいです。

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2015年度年間ミステリランキング

 07, 2016

前回予告しました通り、2015年度年間ミステリランキングの発表です!
2015年に私が読んだミステリの中から選んだ、独断と偏見によるベスト10なのでご了承ください。
レビューでの満足度が4つ以上のものを対象として、1作家につき1作品としています。
ミステリ小説のみを対象としているため、ミステリ以外の作品や映画・ドラマ等は除きます。
また、再読分は対象外としました。
【タイトル】 著者名をクリックするとレビュー記事が開きます。


★第1位

【占星術殺人事件】 島田荘司

何といっても、これがダントツに面白かった!
満足度も4.5点で、ほぼ満点に近かったです。(-0.5点は薀蓄が多少鬱陶しかったせいかも^^;)
長い間手を出せずにいたことを後悔しました。
とにかくトリックに感動・・・!難しいパズルが解けた時のようにスカッとしました。
御手洗と石岡のコンビもいい感じ(^^)
今年はこのシリーズが映画化されるそうですが、合わせて改訂版がどんどん出てくれないかな~。

 

★第2位

【ギリシャ棺の秘密】 エラリー・クイーン

国名シリーズ4作目ですが、時系列ではもっとも古く、エラリーが手掛けた最初の事件です。
エラリーは若さゆえの過ち(シャア・アズナブルかっ!^^;)を犯し、ほろ苦いデビューとなりました。
事件は二転三転するのでもう翻弄されっぱなし。
今までのシリーズにはない、エラリーvs犯人の頭脳戦があり、見ごたえがありました
終盤はサスペンスタッチでドキドキしましたが、結末があっけなかったのがちょっと残念。
目次の美しさにも目を惹きました。こういう言葉遊びは好きですね~(^^)

 

★第3位

【金雀枝荘の殺人】 今邑彩

この作品、一時期読書メーターでちょっとした祭状態だったのですが、
今まで読んだ今邑作品のイメージを覆し、とても面白かったです。読書家の目利きはさすがですね。
館(しかも嵐の山荘)、見立て殺人、密室・・・とミステリのガジェットが詰め込まれた作品で、
何といっても見立て殺人と密室の連動が素晴らしい!
また終盤で次々に明かされる意外な真相には驚きの連続でした。
今邑作品、当たり外れがありますが、これなら他の作品も読んでみたい。

 

★第4位

【メイン・ディッシュ】 北森鴻

北森さんはやっぱり連作短編の名手ですね。
一つ一つの短編も楽しめつつ、一つの長編作品としての味わいもあります。
これは家庭料理版香菜里屋みたいな感じで、本作に出てくる料理はどれも美味しそう♪
ちょっとミステリアスで、料理上手で名探偵のミケさん、ちょっと工藤さんに似ているかな。
その他のキャラクターも生き生きとしているので、ノンシリーズなのが残念。
文庫版書き下ろしの短編でのオチが効いています。これは気付かなかったなぁ。

 

★第5位

【蛇行する川のほとり】 恩田陸

これは期間限定テーマ読み『水』で選んだ作品。
実はあまり期待していなかったのだけど、いい意味で裏切られました。
恩田作品は有耶無耶のまま終わってしまったり、ファンタジー要素を絡めてきたりで、
ロジカルなものが好きな私にはちょっと合わなかったりするのですが、
本作は、実にミステリ的な企みに富んだお話で、私としては【木曜組曲】以来のヒットでした!

 

★第6位

【諏訪湖マジック】 二階堂黎人

これも期間限定テーマ読み『水』で選んだ作品。
久々の水乃サトルシリーズだったのだけど、すんなり入ることが出来ました(^^)
サトルと一緒に推理していくうちにトリックが見えてきたので読んでいて楽しかった♪
ただ最後のどんでん返しが想定内だったので、驚きがなかったのがちょっと残念。
色々つっこみどころもあるのですが、メイントリックが素晴らしかったので、満足しています。

 

★第7位

【禁断の魔術】 東野圭吾

昨年東野作品は3作読み、全て4つの評価だったので、どれにするか迷いましたが、
【ナミヤ雑貨店の奇蹟】はどちらかというとSFファンタジーっぽいので、本作をチョイス。
本作は短編『猛射つ』を大幅加筆して長編として生まれ変わった作品。
犯人や湯川たちの心の葛藤がよく描かれつつも、ガリレオシリーズらしさも顕在。
本作の「凶器」はシリーズ最大級と言えそう。
終盤は手に汗握る展開でした。

 

★第8位

【ロートケプシェン、こっちにおいで】 相沢沙呼

女子高生マジシャン・酉乃初シリーズ第2弾。待望の文庫化でした♪
前作の【午前零時のサンドリヨン】 は2012年度の年間ランキング9位に選んでいるので、
どうやら私はこのシリーズが好きみたいです。
青春ものだけど、いじめがクローズアップされた作品なので、重めの話でしたね。
でもやっぱりマジックをしている時の酉乃さんは魅力的(^^)
ヘタレで太腿が好きな須川くんとの恋の行方も気になるところです。

 

★第9位

【競作 五十円玉二十枚の謎】 若竹七海ほか

若竹七海氏が実際に遭遇した謎をお題にして、プロ・アマ13人が競作したアンソロジー。
バラエティに富んだ面白い作品が並びました。
普段アマチュアの作品を読む機会があまりないので、貴重な体験でした。
猫丸先輩や江神シリーズの短編が読めたのはうれしいですね。
お得感のある一冊だと思います。

 

★第10位

【最後の証人】 柚月裕子

法廷ものが好きで購入したまま積読し、ドラマ化と聞き、慌てて読んだもの(^^;)
息子を理不尽な形で失った夫婦の無念が痛いほど伝わり、読んでいて辛かったのですが、
佐方の華麗なる逆転劇にはすっかり魅了されました。
ただ、読者への刷り込みのテクニックは巧妙だったものの、薄々からくりに気付いてしまったので、
そのあたりが上位に入れなかった理由かな。
続編が再びドラマ化されるそうで・・・結局また慌てて読むことになりそう。

 


ガチガチの本格から、青春もの、アンソロジーなどバラエティ豊かな10冊になりました。
それでも上位に本格ものが並んでいるので、やっぱり自分は本格が好きなんだなと実感しました。
これからも本格を中心として、色々なジャンルのミステリを読んでいきたいです。
昨年は読んだ冊数が少なかったこともあるのですが、4つ以上を付けた作品が少なかったのが残念。
先に読んだ方の意見を参考にしつつ、良作を見極める嗅覚を養いたいなと思います。
今年もたくさんの良い作品に巡り合えますように!
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Tag:ミステリ ランキング

COMMENT 2

Fri
2016.01.08
15:07

viviandpiano

URL

1位は!

「占星術殺人事件」なんですね!
これは、本当に新本格の導火線のような作品でしたから、
破壊力ありますよね。
ここから綾辻も出てくるわけですもんね。

御手洗、石岡のコンビは、
最近作はちょっとですけど、このころはいい感じでした。
「異邦の騎士」もぜひ。

Edit | Reply | 
Fri
2016.01.08
23:30

翠香

URL

viviandpianoさんへ

そうなんです。もうトリックに魅了されました!
長い間読まずにいたことを後悔しましたよ。
やっぱり本格推理が好きだなぁ。

映画化を機に改訂版が出てくることを期待しているのですが・・・。
新潮文庫nexからも御手洗シリーズ出ているし。
「異邦の騎士」も読んでみますね。

Edit | Reply | 

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