Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

ミステリ小説・ドラマ・映画のレビューと、フィギュアスケートに関する話題について。ド素人なので初心者にも分かりやすく、楽しくを心掛けていきたいです。

Take a look at this
トップ > 二階堂黎人 > 水乃サトル > 【軽井沢マジック】 二階堂黎人

【軽井沢マジック】 二階堂黎人

 31, 2007

◆◇◆イケメンでマニアックな名探偵◆◇◆

水乃サトルシリーズ1
長編
徳間書店 1995.6
徳間文庫 1997.11

軽井沢マジック
軽井沢マジック二階堂 黎人

おすすめ平均
stars変な名探偵
stars恥ずかしい
stars証拠をあからさまに書き込みすぎ

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

■あらすじ

 水乃紗杜瑠、二十八歳、独身。旅行会社勤務。美男子。ブランド品を身にまとい、高級車を乗り回す。しかし何故か社内の女性陣には変人扱いされている・・・・・・。そんなサトルに恋心を抱く部下の新人OL美並由加理であったが、サトルと同行した出張の帰途、殺人事件に巻き込まれ、軽井沢のペンションに一緒に宿泊することとなった。妙高と軽井沢を結ぶナイフの謎・・・・・・。
 名探偵・水乃サトル初登場。
(徳間文庫より)

■テーマ
 新興宗教

■舞台
 長野県北佐久郡軽井沢町
 新潟県妙高市  

■ヒロイン
  美並由加理(21歳・日本アンタレス旅行社勤務・新人OL)

■感想
 水乃サトルシリーズ第一作。数年前、【名探偵 水乃サトルの大冒険】が本屋に平積みされているのを見てからずっと気になっていたのですが、(そのときは買わなかったのです・・・汗)今年になってようやくGETして、読み始めたら・・・何かおかしい。以前に軽井沢警察のお世話になったとか・・・もしやこれシリーズもの?しかもこれより前がある??・・・ハイ。それが本作でした(笑)

 水乃サトル──28歳、独身。身長185cmの長身。ブランド物スーツを身にまとい、ロシア人との混血?と思わせるようなハッキリとした目鼻立ちの美男子。そしてあらゆる女性と浮名を流すプレイボーイ・・・失礼!最後のは美童グランマニエだった(笑)
 これだけのイケメン、女性が放っておくわけはなく、社内のほとんどの女性がサトルにアプローチしているのですが、その都度彼の奇行を目の当たりにし、今や変人の烙印を押されているのです。だけど、そんなに変人かなぁ?という気がします。確かに床に穴の開いた車でデートは勘弁してほしいけど、その車が故障して、「あなたに迷惑がかかるから、先に電車で帰ってください」というのはむしろ紳士的だと思うけど・・・。しかも電車賃も渡しているのだし・・・。でもマニアックであることは疑いもありません。サトルにひそかに恋心を抱いている由加理にサトルがテニスを教える際、

「僕の打つ球の放物線は、軌跡を、Fを焦点、gを準線にして、(中略)だから、君は初速何キロから何キロメートルでダッシュし、加速何Gで、ラケットを垂線に対して平行に持ち、(後略)」

・・・って、湯川か!というつっこみを入れたくなってきます(笑)

 このシリーズ、私の愛すべき浅見光彦シリーズと、高田崇史氏のQEDシリーズを足して2で割った感じがしますね。サトルが聞いてもいないことを推理してズバリ言い当てるところは、浅見と似ているし、強力なバックがついていて(それが逆に本人の弱点だったりするw)、それまで容疑者扱いしていた警察の態度が豹変して、名探偵と崇めるところ、浅見シリーズのパターンと同じです(笑)
 また、由加理はQEDシリーズの奈々と雰囲気が似ているし、主人公の探偵に振り回されるワトソン役である点も似ています。

 さて、この作品は新興宗教がらみの話になっていまして、私はちょっと苦手分野でした。というより、この新興宗教が複雑にからんでくるので、話がややこしくなっているというか・・・。
ただし、犯行の実行に関しては、あまり確実な方法ではないように思います。どうも綱渡り的な感じなんですよね。サトルも物的証拠によって、自分の推理の裏が取れることを述べていますが、そもそも警察がそのくらいの捜査をしていないのも不自然だし、それで犯人が分かるようなら、もはやトリックではないと思います。屋根の上での殺害も疑問。なにもそんなところで殺さなくても・・・。いくら早朝とはいえ、人目につきますよ。

 とまあ、トリックに関しては不満が残りますが、水乃サトルのキャラクターには興味もてますね。これからさらにマニアックぶりに磨きがかかる(?)サトルくんに乞うご期待!?

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267267

◆冷や汗度

404404404

◆満足度

★★★

■特におすすめ!

  • 浅見光彦シリーズが好きな方
  • QEDシリーズが好きな方
  • 軽い読み物をお探しの方

■雑記

 ─今年一年を振り返って─

 もっとたくさんの作品をご紹介したかったのですが、忙しさに取り紛れてしまい、カメの更新になってしまいました。
 そんな中、当ブログを訪れてくださった方、コメントを残してくださった方、本当にありがとうございます。
 来年も、読書案内として、少しでもお役にたてるような記事作りをしていきたいと思いますので、よろしくお願いしま~す。
 それでは、皆様、よいお年を~

関連記事
スポンサーサイト

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
ランキングに参加しています。下のバナーをクリックして応援お願いいたします。
ブログランキング・にほんブログ村へ      blogramのブログランキング  

COMMENT 2

Wed
2008.01.09
23:20

さゆみ1194

URL

こんばんは~♪
私も翠香さんと全く同様に、『水乃サトルの大冒険』がら読んじゃって、慌てて軽井沢マジック買いました(笑)

サトルのキャラいいですよねーー♪めっちゃ好きです(*^m^*)ただ、謎解きに派手さがちょっとたりない気がします(@^^)ゞ でもサトルがおもしろすぎてついまたこのシリーズを読んでしまいます♪

Edit | Reply | 
Thu
2008.01.10
21:32

翠香

URL

さゆみ1194さんへ

お久しぶりです~
このシリーズは、サトルのキャラで持っているような気がしますね。トリックはちょっと安っぽいかなと思いました(^^;) 「手軽に読めるミステリーを」というニーズに答えたものらしいので、仕方ないのかな。二階堂蘭子シリーズの方は本格向けらしいので、今度はそっちも読んでみようかな?
ともあれ、今年もよろしくお願いしま~す♪

Edit | Reply | 

コメント&トラックバックに関する注意

コメントについて

他者を誹謗・中傷、宣伝目的、公序良俗に反する書き込みは固くお断りします。
そのような書き込みは管理人の判断で削除いたします。
また、作品を未読の方もご覧になりますので、ネタバレにはご注意ください!
くれぐれも犯人の名前やトリックなどを書き込まないように願います。
どうしてもネタバレの内容を語りたい方は、SECRET(管理者にだけ表示を許可)にチェックを入れて
ナイショのコメントにしてくださいね。

トラックバックについて

言及リンクのないトラックバックは受け付けません。
言及リンクとは、トラックバック元の記事(貴方が書いた記事です)に
当記事へのリンク及び当記事の紹介(または感想)が含まれているものを指します。
それ以外はトラックバックスパムと見なす場合があります。
トラックバックスパムと見なされた場合、予告なく削除することがあります。

なお、コメント・トラックバックともにスパム防止のため承認制を採らせていただいています。
記事に反映されるまで時間がかかることがありますが、しばらくお待ちくださいね(^^)
また、コメント・トラックバックのルールについては、
Love knot~ミステリ&フィギュア通信~の歩き方にも記載しておりますので、
合わせてご一読ください。

WHAT'S NEW?